不動産投資は本当に素晴らしいのか?その2

2009年06月09日

 「金持ち父さん、貧乏父さん」のロバート・キヨサキ氏のおっしゃる通り、

不動産投資により賃貸住宅経営がうまくいくと、

いわゆる不労所得を得ることができます。

 会社勤めのように汗を流し、時間を拘束されるということもありません。

老後も家賃収入で豊かな暮らしができるでしょう。


 ただ、うまくいった場合は、ですが。


賃貸住宅経営が成功する時に重要なこととしては、

・借り手が十分に存在し、収入が確保できること

というものが挙げられます。

 このことについてはどうなのでしょうか?

下記のURLから情報を得ました。

http://kotobank.jp/word/%E7%A9%BA%E3%81%8D%E5%AE%B6%E8%BB%92%E6%95%B0%E3%81%AE%E5%A2%97%E5%A4%A7

 2003年の調査によると、

・住宅数は約5389万戸

・世帯数約は4726万

であり、住宅数の方が世帯数よりも多いです。

 これらのうち、約659万戸が空き家だそうです。

この中のうち別荘等を除いて、397万戸は実際に使用できる状態でありながら、

空家だそうです。

 つまり、世帯数の1割近くも空き家が存在するということです。

13件家が建っていたとすると、12件には人が住んでいるけれど、

1件は空家だということです。


 これからは少子高齢化が進み、人口減少もすすんでいきます。

そうなると、この空家の数も増えていくでしょう。

 こうなると、賃貸住宅も供給過剰になるでしょう。

もっとも、住宅購入者が減り、賃貸住宅派が大幅に増えれば状況は変わりますが・・・。

ただ、空家の数が増える、ということは供給過剰によって、

物件価格は下落していくでしょうから、

10年、20年単位という長期的にみていくと賃貸経営は次第に厳しくなるでしょう。

 
 特に、ロバート・キヨサキ氏におっしゃる、

借金をして住宅を買い、それを賃貸に出す、という方法では、

あまり長く返済期間を設定していると、10年後、20年後に

賃貸収入が減少して失敗してしまう、という確率が高くなります。

 
 アメリカは人口が増加していっている国なので、

その国の方法を、人口が減少していっている日本にそのままあてはめるのは

困難なのです。


 今後の日本で賃貸経営がうまくいく条件としては、

・人気の高い地域にあること

・賃貸住宅を取得した資金をできるだけ早く回収しておくこと

が非常に重要でしょう。


 取得価格が安かったとしても、人口が減少して借り手がみつからない

可能性が高い場所は厳しいでしょうし、

10年とか20年以上、借金返済を続けないといけない投資では

今後どうなっているかが不透明なので非常にリスクが高いです。




















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