2009年11月24日
今日も株価は下落していっています。
株価の上下は複雑な要因がからみますが、
大きな流れをつかむには、物の販売に関する統計を見るのも役に立ちます。
ここでは、自動車の販売台数のグラフを考えてみましょう。

上図は、軽乗用車(軽自動車、黄色ナンバー)、小型乗用車(5ナンバー等)、
普通乗用車(3)ナンバーの販売台数です。
全体的には、緩やかに減少傾向が続いています。
これはサブプライムローンやリーマンショックによって
景気が後退する以前からです。
つまり、日本国内での車の需要は、
景気不景気関係なく、ここ最近は減少傾向にあるということです。
エコカー購入の補助金や減税でいくら車需要を下支えしようと頑張っても、
この減少傾向は変えられないでしょう。
人口は今後減少していきますし、
昔ほど車に価値を見出す人も減ってきています。
いくらあがいても、一時しのぎはできても、
長い流れでの内需拡大は困難でしょう。

上図は、軽乗用車(軽自動車、黄色ナンバー)、小型乗用車(5ナンバー等)、
普通乗用車(3)ナンバーの販売割合です。
ここ最近、ゆるやかに、軽乗用車や小型乗用車の割合が増えつつあるのが
わかります。
高級車に大きな価値観を見出す人の減少、あるいは、低所得者数の上昇により、
車の需要は、小さめな車へ向かっていることを示しているのかもしれません。
大きな流れで見ると、
今後日本において、自動車産業が登り調子であるようには思えません。
もちろん、ハイブリッドカーや電気自動車への乗り換え需要が一斉に発生して
一時的に盛り上がることはあるかもしれません。
しかし、需要が一通り満たされた後は、
パソコンのように低価格化がすすみ、安売り競争となってしまう気がします。
日本の基幹産業の一つである自動車産業ですが、
日本国内の内需で考えると、未来は明るくありません。
これらに関わる企業の株価は、輸出や他産業への進出等の具合に
かかっているのかもしれません。
カテゴリ「経済について」内の画像付きの記事
|
記事一覧
|
カテゴリ
月別アーカイブ
「リンク」
|