2009年12月02日
北朝鮮がデノミ(デノミネーション)を実施したと報道されています。
デノミネーションとは、本来は、「通貨の単位」という意味ですが、
「デノミを実施した」というと、「通貨の単位を切り下げる」という
意味として使うのがほとんどの場合のようです。
ところで、この「デノミを実施」とはいったいなんなのでしょうか?
円で例えてみましょう。
北朝鮮のように通貨の単位を100分の1に切り下げるような「デノミを実施」すると、
日本では、これまでの100円が1円になります。
缶コーヒー100円が1円になります。
ですが、こんなことをしても混乱してしまいます。
では、デノミを実施する目的は何でしょうか?
デノミの目的1:金額表示を適正に戻す
実際は北朝鮮では、インフレーションが続いて物価が上がり、
缶コーヒー1本が1万円、みたいになっていました。
ランチを食べると、10万円みたいな感じです。
これはこれで良いのですが、
自動車だとかだと、今まで300万円の車が3億円とかになってしまいます。
あまりにも金額が大きくなりすぎると混乱がおおきくなり、
経済活動に支障を来たすので、デノミを実施して、
今回のように、価格表示を100分の1としてもとに戻してわかりやすくする、
という意味があります。
デノミの目的2:違法な資産を無力化する、国民の資産を把握する、税源とする
デノミネーションを行うと、通貨単位が異なり、今までの貨幣は使えなくなるので
通貨の交換が必要となります。
こうなると、脱税をしたりして蓄えたたんす預金はひとたまりもありません。
タンス預金が1億円あっても、銀行で新しい紙幣に交換してもらうと
100万円にしかなりません。
これで違法行為により貯蓄したお金は無力化できますし、
申告されていない国民の資産を通貨交換時に把握することができます。
交換できる上限金額が付け加えられると
貯金自体が意味がなくなってしまいます。
また、貨幣の交換時に税金を徴収する場合もあるようです。
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