「国家破産」と「通貨切り替え」や「デノミネーション」を混同しないように気をつけます

2009年12月08日

 色々勉強中で、私も混乱していることが多いのですが、

「国家破産」「通貨切り替え」「デノミネーション」について

考えてみようと思います。


 これら3つはイコールではありません。

 
 「国家破産」は、個人の自己破産のように、

借金が返せなくなり、債務放棄をすることです。

例えば、もう、国債を買ってもらっていた分のお金を返せません、

と言うことです。

 そうしたとたん、国の借金は0円になります。

その分、国債を買っていた人は大損をします。一円も戻ってきません。

 とりあえず、その後の影響はおいておきましょう。


 「新円切り替え」は、

通貨を別の通貨に交換することです。

 例えば、

今までの一万円札を使えないことにして、新しい一万円札を流通させます。

これが「新円切り替え」です。

 新しい円に変えているので。


 「デノミネーション(通貨単位の変更)」は、

今までの100円を、桁を二つ小さくして、1円と呼びましょう、

とすることです。

 どういう効果があるかというと、

ハイパーインフレが進行して物価が高騰して、

ジュースが1本100万円になったとします。

これだと、値段がわかりにくくなるので、

今の100万円をこれからは、100円と呼びましょう、と単位を変更します。

これが「デノミネーション(通貨単位の変更)」です。

わかりやすくするために単位を切り替えることです。

 ただ、この時に「新円切り替え」も同時に行う必要があります。

単位が変わっているので、お札も交換しないといけません。


 以上、の3つがどう関係してくるかというと、

一つのモデルとしては、極端ですが、

国が「国家破産」を宣言します。

国の借金は0円に強制的になりますが、他国からの信用が無くなり、

円の価値が急速に低下し、超円安になります。

よって、資源や食糧の輸入が困難となり、物資不足から、ものの値段が上がります。

先ほどのようにジュース1本100万円とかになります。

これがハイパーインフレです。同時に給料もそれなりに上がるので、

今まで月給20万円の人は、月給20億円になります。

額面上は多いですが、物価も比例して高いので生活が楽になるわけではありません。

(むしろ苦しいです、モノ不足で。)

ただ、今まで借金していた人は、簡単に返せるようになります。

その代わり、1億円貯金していたお金持ちの人は、せっかくの貯金が

ジュース100本ほどの価値にまで下がってしまいます。

 ハイパーインフレにより、お金の価値が下がり、ここで

貧乏人とお金持ちとの差が小さくなります。

 ところで、ジュース1本100万円だと、ゼロがいっぱいありすぎて、

わけがわからなくなるので、100万円を100円へと単位を変える、

「デノミネーション(通貨単位の変更)」が行われたりします。

 単位が変わったので紙幣も新しいものにする必要があるので、

新しいお金を刷って、「新円切り替え」も行うことになります。


 こんな感じでしょうか。

 「国家破産」と「通貨切り替え」や「デノミネーション」はイコールではありません。

別々のもので、色々な組み合わせが考えられると思います。



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