2010年01月05日
お金と言うのは不思議なものです。
AさんがB銀行に100万円預けると、
B銀行はその預金100万円のうち90万円をCさんに貸し出します。
Cさんは、D店にその90万円を支払います。
Dさんは、E銀行に90万円を預けます
こうすると、
AさんはB銀行に100万円の預金を持っている。
DさんはE銀行に90万円の預金をもっている。
はじめは100万円の現金しかなかったのに、
Aさんは100万円、Dさんは90万円持っていることになり、
なんと100万円が勝手に190万円に増えています。
これが繰り返されて、お金が増えたことになっていきます。
信用創造というものです。
ただ、信用創造という名前の通り、勘違いみたいなものです。
Aさんは、いつでも、B銀行から100万円を引き出せると思っている。
Dさんは、いつでも、E銀行から90万円を引き出せると思っている。
でも、実はこれは勘違いです。
なぜなら、元の現金は100万円しかないからです。
B銀行は、100万円の預金のうちの90万円を貸し出したので、
10万円しか現金がありません。
突然100万円返して下さい、と言われてもすぐには出てきません。
E銀行も、Dさんから預かった90万円のうち、いくらかを貸し出しているでしょう。
そうすると、90万円全額をすぐに返すことはできません。
単純化するとこのような話になります。
つまり、銀行の預金は、信用創造というものによって、
実際に存在する現金以上の額が、数字として作られてしまっています。
ですので、預金者がいっせいに引き下ろそうとすると、
現金が足りません。
このため、取り付け騒ぎというのが起こってしまい、「預金封鎖」という、
一時預金を降ろせなくするような政策を強行せざるを得なくなります。
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